2013年9月15日日曜日

ふりかえる夏 越前岬

金沢を抜け、東尋坊も抜け、うりうりと海沿いに走り続けると、越前岬の突端に着く。
越前岬には白い灯台が建っており、傍にはバブルの名残だろうか、
水仙の植物園が夏の日差しの中、草生すままになっている。
 「旅は孤独を味わわせる。と同時に、かみしめる孤独から
勇気を培うものだと私はかねがね思うているが、
越前岬ほど私に人生を考えさせた場所はないようである。
黒い断崖に風が吹きすさび、その丘になぜ花が咲くのだろう。
黄色い水仙であった。冬の凍て土に花が咲くのだ。」  水上勉
 (越前岬灯台 水仙ランドにて)

 がまがえるは越前岬で別段、人生については考えなかったが、
断崖を吹きあげる海風に乗って、高く昇る鳶を眺めながら、
「家に帰るのがメンドクサイなあ。。。。。」と、思った。
 
そろそろ折り返し地点に来たようだ。

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よお、俺、鰤。
魚に師匠の師で、ブリってんだ。
昼寝してたらいつの間にかおかに揚げられてさ、
南京錠までかけられちまった。
まいったね。なんとかしてくれ。

2013年9月3日火曜日

ふりかえる夏 小京都の便り

金沢の市場は昼間でも大賑わいだった

 海老も、魚も、蟹も、貝も、
「日本海の実力を見せてやるじぇ!」

 見よ、この迫力の岩牡蠣。これでも小ぶり

「おお、そうかそうか、お土産に買って帰るわけには
              いかんけんど、食うちゃる食うちゃる。」

檸檬ちゅうっ。。。

 胃袋を満たして金沢の旧市街を歩く。

 夏空、木とガラスの昭和、そして白いワンピース、
やるな、小京都侮りがたし。

贅沢したあとはまた野宿。
 市営のキャンプ場は、
① シャワーが無い
   ② 車が横付けできない
 ③ コンセントが無い
おかげでオートキャンパーの駆除に成功している。
使用料として、1,000円をポストにいれるだけ。
いたれりつくせりを独り占めして熟睡。
がまの旅道具一式。テントも入っている。

2013年9月2日月曜日

ネコパコ事務室だより


我が家から三津浜港まで車で15分
漁船とタグボートと中島行きの小型のフェリーと
三津浜なら ま そんなもんかな
「ちょっと昼飯持って船でも見に行こか!!」のいつもの休日だった

ところがどっこい

       
のどかに弁当を食べたその向こうの埠頭に ただものではない気配の船が…
        

翻る旭日旗 !!
 まがまがしいレーダー
 もちろん実弾が発射できる なんとか砲
           
操舵室というのか、艦長さんやら副艦長さんやらがいて、指揮をとるところに置いてあったラッパ
どんな時に鳴らすのか?



自衛艦 「せんだい」でした 


           
いやいやこっちにも 海上保安庁の巡視艇 シュッと美しい「いさづ」  
           
とどめは三井商船のフェリーの出港

なんで? 今日は何の日?

夏休みもそろそろ終わり
宿題の種に困った親子サービスでもあるまいが
なんともコアな企画に行き当たったものだ

行き当たりばったりにしては久しぶりのヒットだった